*Rocky Raccoon × SLOW HANDS "Pull up a chair COAT" (SHEEP LEATHER MOD'S COAT)BLACK

*Rocky Raccoon Exclusive 

Shell / Sheep Leather 100%

Linner / Cupura 100%

極超少ロット別注生産の為、数に限りがあります。


長文失礼致します。

構想数年、着想は去年の頭頃、着手はその年のGW辺りだったかな。
だから予定ではその去年である2023秋冬シーズンにデビューさせるつもりだった。
いろいろバタついて1stサンプルアップは9月になりその後は更にバタついて、結局23’AWシーズンにて販売するのは頓挫した。

そのサンプルが手元に届いたのは今年の1月。
もちろん想定からは遅れはしたけど24’AWにて販売へと準備するも、結局コスト面などで上手くいかず(拘りを削れば成し得るそれだったけど引けなかった)、なんだか自分のテンションが保てなくなって結果オーダーならず、またもや暗礁に乗り上げた。

時間っていうのは本当に意地悪で、その虚無感で過ごす分だけ時もガンガン進んでいく、イコール24’AWの真っ当タイミング入荷へ向けての常識的な生産仕込み期はあっさりと過ぎ去っていった。
もちろん仕事や身の回りなど、他にもいろいろこなさなきゃいけないことがあるわけで、この件ばかりに集中していられないから尚更。

そこから自分でも信じられないほどの時が過ぎた9月のいつだったか、PC内の別件写真を探していたら、こいつのサンプル画が目に留まる。
「やっぱ良いツラしてんな、この子」
これだけの期間この件から離れてたのに、霞むどころかグイッと持っていかれるその感じ。
洋服漬けの日々を過ごしていながらのこれ、それは本物である証。
長くやってきたんだから、そういうの、もう流石に分かるよ。

善は急げの意識、ブランドさんに今投げての上がり、そしてこんな今だから現状コストを問う、年内ギリ、コストは相変わらずながらも以前とギリ変わらず。
「やる!もうやる!緑テントはもちろんだけど、まだ会ったことのない俺の頭の中にだけあるあいつも一緒にな」
そう、実はテントクロス仕様と一緒に進行していたブラックシープスキン仕様もやっちゃえと。
製作に伴う指示準備はほぼ仕上がっていたので、それ込みで話は早かった。

ここは補足を入れたいんだけど、今回のレザーモッズが何故黒なのか?
それこそ23’AWシーズンに同じように別注生産販売したレザーコーチジャケットがあった。
あれは何故紺と茶という2色で作ったのかの理由とは、レザージャケット大好き人間である自分ながら、そのレザージャケットが苦手という方に結構な数会った。
イカついから、ヤカラみたいだから、ロック臭がウザいから、ハードなバイク乗りみたいだから、、そうだよね、分かる分かる。
でもレザージャケットに罪はないよ。
ならその人たちでも気負わず着れるのを作るチャレンジをしてみたいというそれでした。
黒を外す。
おかげで割と喜んでいただけたと思います。

反面、黒で作っても格好良かったんだろうなぁ、なんていう僕の中の本音もあった。
でもその企画は前出の通り、販売印象にも拘ったから。
だから俺は稼げないんだろうな、ってつくづく思います。
一緒に作ったら作ったで絶対売れたんだろうと思う。
でもその企画たるを純粋に表す意味を敢えて取りにいったんだ。
コーチジャケットボディというその豊かで優しいアウトラインに決めた理由がそもそもそれだったし。

かといって次シーズン早々に出すなんていう野暮はしません。
それはまた皆んなが忘れた頃にもっともっと洋服エロ度が増し増しになってるであろう自分が、もっとデザインをコネコネしてクラクラ気絶モンなのを仕上げてみせる。

ただな、黒レザーって枠が空いてる。

今度はどうアプローチすべきか?
レザーへの気持ちは前回同様、印象として皆が着る想像を持てるもの。
でもそれを黒でいく、にしよう。

モッズコートにしよう!世の品がきっと少ないし、何より俺自身もすごく欲しいし。
でもそこからが大変だった。

俺はバカなのか?コートだもん用尺(使用する生地の量)が大きい、使うのは高い高いシープスキンだよ、、コストに白目むき吹く泡が止まらない。
こっちはそんな理由の頓挫でした。
テントは脱着式ライニングに伴うコストが悩みの大半だった、求めたライニングはもう1着洋服を作るようなもんでしたからね、、。
でもGoしましたので、この通り今店頭に届いたわけです。
長くなってきました、両者共にで作りには納得と自信。
センスが僕とハマる方、是非!

別で自分が展開しているものにElephant in the ROOMというレーベルがあります。
そのアイテムたちには自分が描いているイメージな名前をつけています。
そのイメージにはまずJackという冴えないながらも放つ雰囲気だけはなんかカッコいいっていう奴がいるとして、そいつの持ち物という定義です。
例えばトラッカーウォレットなら「ジャックの小遣いは5ドル.ウォレット」とか
ベルトなら「ジャックはもう使っていないベルト」とか。
質もデザインも自信があるけど、優しくカジュアルな存在でありたかったので、クスッと笑ってもらって始まる印象を、なんです。

で、今回のモッズコートにもそれぞれ名前をつけました。
オリーブ色のテントクロスには「俺のLIは今日もご機嫌斜め.コート」と命名。
このコートの着想イメージは麗しのビンテージM51レプリカとかではなく、僕の中ではそれこそもっともっと麗しい当時のMod’s供への今自分に出来る敬意を形にしたかったんです。
だからとあるモッズ野郎が居たとして、そいつの足であるランブレッタLIスクーターはオンボロでいつもキャブは被り気味、イライラしているけど楽しく暮らしてる、そんな想像です。

黒シープスキンはもっと自分のエゴ寄りだったりで、
「仕事に本腰を入れる.コート」というスラングになるのかな?そう名付けています。
その理由はここでは書きません。
買ってくれた方にだけ話すお楽しみとして!

実は12/7のインスタ投稿に書いた通り、その当日のうちにこの説明というかご紹介文章はある程度まで書き上げていたんです。
でも店頭ごとが忙しくて、とある方を接客中にスマホを閉じてしまい、インスタ直書きだったので更新はおろかその文章データが飛んでしまいました、、。
そんなんでこの性格ですから嫌になってしまい、今日である12/8に書き直した次第です。
長い文章になってしまってすみませんでした。
昨日のそれに倣ってもっと端的にいくつもりが、結果こうなりました。

これが当企画に対する意識の表れなんだな、と自身が気付いた次第です。
これを承認欲求の括りで捉えないでもらえたら嬉しいです笑






販売価格
149,600円(税13,600円)
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